日本酒日和メールマガジン
   
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賀茂泉酒造(広島県東広島市)のソフト酒 『COKUN』が神田のカフェで飲めます!!
広島の銘醸蔵 賀茂泉酒造 副社長・前垣壽宏 さん(写真下)から
「低アル酒 COKUNが神田のカフェで扱ってもらえることになりました」との連絡がありましたので、早速訪問してきました。


前垣社長

cokun

  

事務局のある「神田駿河台下」から徒歩十分程の場所、神田淡路町の交差点近くのビルの1階にそのカフェがありました。明るいお店で席数は31席。女性店長さんのお話では、「イベントでこのお酒を味わって気に入りましたので」とのことです。

東京都千代田区神田淡路町2−1 クオリア御茶ノ水1F
淡路町カフェ・ カプチェットロッソ
( 神田方面へお越しの節は、是非お立ち寄り頂いて COKUN を召し上がってみてください。)


店舗1

店舗2

店舗3
  

 この低アルコールでソフトなお酒は「2015年 ワイングラスでおいしい日本酒アワード」において最高金賞を受賞 した優れものです。
 同社のHPからこのお酒についての情報を引用しましょう。

* 白いお米から酵母の自然な力できれいなピンク色に色づいたお酒(日本酒)です。甘さほんのり、マイルドな飲み心地が愉しめます。

【ネーミング「COKUN」(こくん)の由来】
キーワードは、「可愛らしさ」「女性らしさ」「シンプル」。女性が上品に可愛らしくお酒を飲む「こくん」という擬音をネーミングにしました。表記は、アルファベット大文字です。伝統的な日本酒とは違ったカジュアルな印象とこれまでにない個性的なパッケージでおしゃれな雰囲気を創造します。

「ピンク色の訳は酵母の自然な力だけ」
清酒酵母のうち核酸のひとつ「アデニン」を自分で生成することができず、赤く色づく酵母がいます。昔から稀に醪が赤くなる現象を「猩々もろみ」と呼んでいたそうです。その特殊な酵母(アデニン要求性酵母)だけで仕込まれたお酒が「COKUN」(こくん)です。
通常の清酒と同じ白い米から出来ていますので着色料や赤色の原材料などは一切使っていません。だからやさしい自然なピンク色なのです。

● 原材料:米・米こうじ(国産米100%)
● アルコール度数:8度  極甘口
● 容量:500ml 
● 1,188円(税込)
橘倉の「菊秀」が飲めるお店 ― AZABU KUSAFUE(草ふえ)
2月に有楽町で開催された「橘倉の新酒を楽しむ会」(長野県・橘倉酒造)で歓談の機会を得た方々の中に、西麻布「焼酎バー」の経営者という方がおられました。「焼酎バーなのにどうして日本酒のパーティーに・・・」という質問に「日本酒も置いていて、以前、橘倉さんのパーティーをうちの店で開催したことがあるのですよ」と答えられたその方、AZABU KUSAFUE(草ふえ)の若き店主 小松政仁さんから、「開店5周年記念サービス」のご案内が届きました。 

渋谷から「赤坂アークヒルズ方面行き」のバスに乗車〜「西麻布」で下車〜交差点の手前の路地を左へ入る〜角を左折。 3軒目のビルの階段の前に目立たない案内板がありました。 隠れ家のようです。
   
                    この階段を2階へと上がります
   
 開店5周年記念のお祝いの花束

店内は、カウンター席だけでなくテーブル席もあってゆったりとした空間。
インテリアデザインは、店主の奥様(デザイナー)が手掛けられたとのことです。


店主の小松さんがにこやかに出迎えて下さいました。
「3階と屋上もありまして、3階は通常個室ですが、25名ほどの貸し切りパーティーもできます」。

カウンター席で待つことしばし、いつも陽気な橘倉酒造東京支店長・井出 太 さんが銘酒「純米吟醸『無尽蔵』ひやおろし」を携えて来店されると、一気に明るい雰囲気となりました。
井出さんのお話では、「小松さんとは当社のそば焼酎『峠』を扱って頂いたのがご縁の始まりです。春先に実施した『蔵見学・バスツアー』にも参加して頂きました。」
  
 店主の小松さん          カラオケ設備もある3階の部屋


各地の焼酎がすらり。 上段は、芋焼酎のVINTAGEもの。

「焼酎ダイニングバー」と銘打っているだけに、小松さんが50軒以上の蔵を訪問して選んだ300種類以上の焼酎はもちろんのこと、料理のメニューも豊富、独創的な和風料理も売り物です。 日本酒は、6銘柄、リストにはSRN会員「一本義久保本店」純米酒もありました(燗酒向きとのことで勧められたそうです)が、この日は、在庫切れでした。
お酒代は、焼酎が平均500〜600円、日本酒は、「菊秀 樽酒」がグラス1杯800円でした。


 

 
人気メニューの一つ、「自家製スモーク」。 シンプルですが、特に「鮭のハラス」、これは日本酒に合って美味しい !!


この「焼き〆鯖」の味も絶妙 !!


橘倉の人気商品、蕎麦焼酎『峠』を味わいながら口にする「玉
ねぎの丸焼き」(650円)も辛子味噌とぴったり合います。

また、大タコ・鯵ごぼう・黒豚などの炭火焼のほか、「鹿児島産黒豚のしゃぶしゃぶ鍋」などのお鍋まであります。 ですからお酒を殆ど飲まないで料理を楽しんで帰るお客さんもいるとのこと。
そのため食材の多くは、小松さんが直接築地市場で仕入れ、メニューは頻繁に変更しているそうです。


ところで、KUSAFUE(草ふえ)という店名が気になっていましたので由来を小松さんに伺いましたら、「当初、お客様が満足して口笛を吹いて帰って頂けるようにと『口笛』を考えたのですが、どうもスナックぽい。そこで焼酎の原料は植物、植物の原点は『草』ですから、草の笛〜草ふえとしました。」

来店するお客さんは、皆さん常連さんらしく、友達の友達という関係の人たちが多いようです。

 井出太さんを囲んで上機嫌の「お友達」の皆さん(左・IT企業の野口さん、右・これまたIT企業にお勤めのチャーミングな石田さん


小松店主と記念撮影:ほろ酔い加減の知的な女性お二人、森さん(左)と原野さんは、それぞれ銀行と証券会社にお勤めとのこと。

雰囲気良し、店主良し、お酒良し、料理良し、お客さん良し・・・ 何拍子も揃ったこのお店、それこそ「口笛を吹いて」帰りたくなりましたよ。
(年中無休、深夜営業ですが、不死身の小松店主も火曜日にはお休みのようなので念の為。)

【店舗情報】
〒106-0031
東京都港区西麻布2-25-13 2-3F
筺03-3498-3181
定休日なし
日・月曜:19:00〜翌2:00
火・木曜:19:00〜翌4:00
水〜土曜:19:00〜翌5:00
賀茂泉の飲めるお店「小料理 まつざき」
猛暑も一息ついた8月末、新橋は烏森神社の近く、のん兵衛なら毎日でも出掛けたくなるような飲み屋横町の一角にひっそりと店を構える「小料理・まつざき」を訪ねました。
東広島の銘醸蔵・賀茂泉酒造前垣社長さんのご紹介です。

 

階段を上った左手に「小料理・まつざき」と染め抜いた紺色ののれんがありました。
入口の引き戸を開け、「今晩は」と声をかけると、正面のカウンター越しにいたママさんが、右手の奥の小上がりのテーブルに案内してくれました。
座ってから店内を見回すと、5、6人が座れるカウンターと4人2組が座れる小上がりの座敷というこじんまりとした店構えは、ママさんが一人で切り盛りするには手頃な大きさで、やや古びた内装も、むしろ常連向きの落ち着いた雰囲気を醸し出しています。



今日は日本酒を味わうのが本来の目的ですが、暑さに乾いた喉をうるおすべく、まずは生ビールを1杯。
突き出しの枝豆をつまんでひと落ち着きしたところで「メニューを見せてください」と声をかけると、「適当にお出ししますけど…」ということで、我々二人はあっさり、お任せすることにしました。


初めに出てきたのは、厚切りのカマボコ2種類とわさび漬けの盛り合わせ。かなり、ボリュームがある上に味と歯ごたえがしっかりしています。続いて、マグロ、ハマチ、イカ、タコの刺身の盛り合わせ。
この肴に合わせるには日本酒しかない、といよいよ本命の「賀茂泉」の純米吟醸酒「緑泉本仕込み」(300ml)を注文しました。良く冷えていて味・香りのバランスが良く、赤み、白身の刺身ともケンカをしない、心地よいお酒です。いつも以上にスイスイとのどを通過していきました。

 

舌のまわりも滑らかになったところで、カウンターの客の相手も一段落した様子のママさんにテーブルまで来てもらって、「賀茂泉」さんとの出会いなどを質問しました。
ママさんは東広島ではなく、山口県の日本海側の仙崎の生まれで、先ほど出た「カマボコ」も出身地の特産品とのこと。もともと日本酒が好きで、東京の大手菓子メーカーでOL勤務をしているころに、いろいろと地酒を知るようになり、その中で気に入った一つが「賀茂泉」のお酒だったとのこと。
リーチ・インの中に「一ノ蔵」の酒びんがみえるので、いわれを尋ねると、大手菓子メーカーの上司の誘いで日本橋の三越で開催されていたころの「一ノ蔵の酒を楽しむ会」にも参加していたとのこと。
しかも、その上司という人が、一ノ蔵の櫻井現会長の弟さんだったというのですから驚きです。
SRNグループとママさんとは浅からぬ縁で結ばれているといわなければなりません。


そんなやりとりがあったため、「賀茂泉」を2本開けたところで、「一ノ蔵特別純米酒辛口」(720ml)を注文しました。
まだたっぷり残っている刺身と、三つ目の料理の「つぶ貝の煮物」と合わせてゆったりいただくと、酔い心地はいや増すばかりです。
少し酔いがまわったので、「吸い物か味噌汁がほしい」と注文したところ、あり合わせの材料でたっぷりとボリュームのある吸い物を作ってくれました。まさに「おふくろの味」です。



静かだったカウンターの客が小さな歓声をあげたので何事かと思ったら、世界陸上のハンマー投げで室伏選手が記録を伸ばしたところでした。小上がりの壁にかけてあった小型の液晶TVを点けてもらい、4投目以降の試合を観戦しながらゆっくりと酒を味わい、思わず長居をしてしまいました。



ママさんお気に入りの日本酒に手料理、客が見たいテレビも見られる、というアットホームなこのお店は、今では貴重な業態といってよいでしょう。比較的年配の常連客にとっての、「癒しの場」がいつまでも健在であることを願いつつ、辞去しました。
今回の予算:2人で9,500円(生ビール中ジョッキ2杯、純米吟醸300ml2本、特別純米酒720ml1本を含む)
「一ノ蔵」が飲めるお店―東京・赤坂「一鳥」
午後7時になっても薄明るい東京・赤坂に、宮崎産の地鶏焼きがおいしいと評判の「一鳥」さんを訪ねました。
地下鉄千代田線の赤坂駅から3分ほど、そのほか銀座線・丸ノ内線の赤坂見附駅からも7分程度と、赤坂の繁華街のど真ん中に、一般の民家をそのまま改造したお店がありました。
赤坂という土地柄、民家の雰囲気を活かしたお店は、なかなかユニークです。



<赤いタペストリーがアクセントの入口>
今回は、こちらのお店、しかも東京・赤坂で「一ノ蔵」のお酒が飲めると聞いて、3人で訪ねました。
まずは入口では、おかみさんに、笑顔で愛想よく出迎えていただきました。

そして、いざ予約席した2階の席へ。その前に、実は「物干し場」だったという2階の「こたつ部屋」を拝見。
眼下に赤坂の人通りが見え、これまたユニークな場所でしたが、今回は残念ながら予約で満席でした。


<圧巻の地頭鶏のお刺身六点盛り>
まずは、宮崎ブランドで、産地直送の地頭鶏(「じとっこ」と呼ぶ)のお刺身六点盛り。ボリュームたっぷりで、定番のささみとレバーのほか、はねみ、砂肝といった刺身を特製のタレにワサビを添えていただきました。とろけるような食味で、鮮度がよく絶品です。最初は、ビールで乾杯しましたが、この辺から、いよいよ「一ノ蔵」の出番です。



<一ノ蔵 無鑑査 本醸造酒の登場>
お酒は、この時期、燗酒ではなく、常温でそのままいただきました。全国を出張で飛び回っている同行のA氏も、ここのお料理と「一ノ蔵」のお酒はよく合うねと、絶賛でした。

実は、この「一ノ蔵」、まだお店の日本酒メニューにはなく、ちょうどお試し期間のようです。どうも兄弟のような付き合いをしているという「漁楽洞」(神田錦町)さんに「一ノ蔵」がおいてあり、そこでの評判もあり、お試しの候補に挙がっているようです。
そこでマスターの馬場さんにご登場いただき、宮崎の地頭鶏産地の状況などいろいろとお話をうかがいました。そっとマスターに聞いたら、近いうちに「一ノ蔵」をメニューに加えたいとの一言がありました。次回利用の際には、楽しみにさせていただきます・・・・・。






<地頭鶏もも焼きもお薦め>
料理は、どれも地鳥らしい食感が魅力ですが、このもも焼きは特にお薦めです。やはりワサビを添えて食することから、一ノ蔵とも相性ぴったりです。



<〆の一品に、「冷や汁」>
麦ごはんに、うすく輪切りにしたきゅうりと豆腐などが入った冷や汁をかけて、〆の一品にしました。これまたひんやりとして、のどごしがよく、おししくいただきました。
おいしい料理と日本酒、明るく応対していただいた一鳥の皆さんに感謝しながら、帰路につきました。

【データ】
東京・赤坂「一鳥」
東京都港区赤坂3-13-1
赤坂駅徒歩3分、赤坂見附駅徒歩7分
営業時間・定休日
ランチ 月〜金 11:30〜14:00
夜 月〜土17:00〜23:30 2Fは23:00まで
定休日:日曜日

「春鹿」が飲めるお店です―東京・神楽坂「うおさん」
7月22日の東京・神楽坂は、「ほおずき市」を楽しむ人で賑わっていました。
ゆかたで来ると特別サービスがあったようで、ゆかたを着ている人も多く、
いよいよ夏本番といった風情がただよいます。

その神楽坂の、毘沙門天で有名な善国寺の向かいに、今回のお店はあります。
以前は魚屋だったという「うおさん」さん(新宿区神楽坂4-3 うおさんビル)です。

<やわらかな趣の入口>

今回は、こちらのお店を古くからご存知の方のご紹介で訪れました。
この方は、私たち日本酒ライスパワー・ネットワークの会員である
今西清兵衛商店の先代社長・今西清悟氏とも知己の間柄。
その方は、同社の銘酒「春鹿」が日本酒の「基準の味」というほど、
「春鹿」がお気に入りです。

また、こちらの「うおさん」さんも、「春鹿」の「純米 超辛口」が常に棚に並んでいて、
美味しい料理と一緒に楽しむことができます。

「春鹿」といえば、奈良を代表する花「奈良の八重桜」から抽出した
「ナラノヤエザクラ酵母」を使ったお酒「春鹿 奈良の八重桜」
昨年から発売され、人気を博しているところです。

「春鹿」にご縁がある方には是非、ご賞味いただきたい!ということで、
今回は「春鹿 奈良の八重桜」を持参しました。


<「春鹿 純米 超辛口」(左)と「春鹿 奈良の八重桜」(右)>

女将さんは「奈良の八重桜」の名前は聞いたことがあったそうですが、
実際に手にしたのは初めてのご様子。
お店も繁盛してきてご賞味いただく時間はありませんでしたが、
キレイな外見は初めてのお客さんにも紹介しやすい、と好評でした。

また、お店のご厚意で、今回こちらをご紹介いただいた方に、持参した「奈良の八重桜」
をご賞味いただきました。
ちなみに、同氏はとっくにこの「奈良の八重桜」をご存知で、私たちが説明する前に、
「ナラノヤエザクラ酵母」のお話もしてくださいました。
これには脱帽です。

味については、いつもこちらで飲んでいる「純米 超辛口」とは一味違って、
桜のような優しくふくらみのある味わいが印象的とのこと。
女性が集まる席やお祝い事にちょうどよいのでは、とお気に召していただけたご様子でした。

さて、美味しいのは「春鹿」だけではありません。
「うおさん」さんはお料理も美味しいのです。
とくに、その日の仕入れによって魚の種類が違う「なめろう」は、
辛口の「春鹿」と一緒にやると止まりませんよ。
「奈良の八重桜」のやわらかな味わいは、お造りなど素材の味を活かした
料理と相性抜群でした。

東京・神楽坂の落ち着いたお店で、奈良の銘酒「春鹿」と一緒に美味しい
お料理を楽しんではいかがでしょうか。


※「うおさん」さんでは、通常、「奈良の八重桜」は置いておりません。
飲めるお店 一本義久保本店×方舟
「今回は、銀座に取材です。」

若きE口はちょっと困惑顔。
それもそのはず、われわれは薄給をやりくりして酒を飲む、自腹戦隊なんですから。

「いやいや、それでも大丈夫。」
銀座で食事、しかもお酒もいただくとなると、かなりの値段を覚悟・・・
しなければならないのが通常ですが、
とってもリーズナブルで、おいしいお店を、
一本義久保本店(福井県)の副社長から教えていただいたんですから。
(格太郎副社長、ありがとうございます)

というわけで、即決定。
E口に、今回は、ちょっと大きめのお財布のS田をお誘いして、いざ銀座へ。

今回うかがったのは、こちら。銀座 INZ2にある「方舟」
丸ノ内線銀座駅からなら、雨にぬれずに到着できます。

店に入ると・・・不況もなんのその、お客様でいっぱいです。
なんとかあけていただいたカウンター席にすわって、
まずは、一本義久保本店の大吟醸 伝心「凛」で乾杯。
一本義久保本店 伝心 凛

一本義のお酒は、キリッと辛口。
しかも辛口の中からふわりと広がる華やかさが魅力です。
特に「凛」は、奥越前発祥の酒米「越の雫」を使用したお酒で、
華やかな香りに、芳醇な味わいで、
奥越前のなかでも、ひときわ美しい勝山地方の風景を思い出させます。

おや? 福井のお酒で乾杯? 
そうなんです、方舟さんは、北陸のお料理とお酒をいただける郷土料理のお店。
店長自らがセレクトしたお酒には、
都内では、まずお目にかかることのない銘柄が多数含まれています。
しかも、全席に、囲炉裏がついていて、
地域の食材を炭火であぶっていただけるのです。

ちなみに、E口は新潟、W原は福井の出身なので、馴染みあるメニューに目が釘付け。
さて、どれにしようかな、とはいってもいただける量には限りがあるので、
今日ばかりは、かなり慎重に・・・と思っていたら、
やはり、相変わらず、若きE口バンバン頼んでいます。(オイオイ)

テーブルに並んでいるのは、

ブロッコリーのおひたし (突出し)
富山 五箇山の堅豆腐のサラダ
奥に見える囲炉裏には、
新潟県魚沼産 きのこの盛り合わせ(E口、きのこに目がないようです。)
岩魚
能登鶏
方舟 おひたし方舟 豆腐サラダ方舟 きのこ盛り合わせ class=方舟 岩魚 能登鶏


サラダをつまみつつ、きのこや岩魚が焼けるまでの間、
いただいたのは、これまた一本義のソフト発泡酒宴日和
冷たいグラスにシュワシュワシュワと細かい泡がたちます。

方舟 一本義 宴日和

では、さっそくいただきます。
一口いただいて、E口君、開口一番
「宴日和、こんなにおいしかったんですね・・・。いや〜、これボクかなり好みですよ」

「えっ何言ってるんですか! 宴日和は、おいしいにきまっているじゃないですか」とW原も一口。
いや、E口君の言っていることがよくわかりました。
たしかに、方舟さんでいただいた宴日和、ひときわおいしい。

その理由は・・・
方舟さんのお酒の保存方法にありました。
毎日、届いたお酒は、通常常温保存のものでも、
すぐさま大きな冷蔵庫に入れるのだそうです。

そして、その冷蔵庫の開け閉めも最低限にとどめる徹底ぶり。
しかも、発泡酒はデリケートなお酒なので、
特に、気を遣っていらっしゃるのだとか。
そこまでこだわるのは、各蔵元さんが、手塩にかけて造ったお酒、
そのおいしさを十分に味わっていただきたいから。
蔵元さんに対する敬意、お客さまに対する誠意。
それが、こちらでいただくお酒の味となってあらわれているのです。

さて、いよいよ、囲炉裏焼が出来上がってきました。
まずは、岩魚から。
噛むほどに、清清しい川魚特有の香りとともに、
香ばしい味わいが。

やはり、ここで一杯欲しいねぇと思っていると、
お店から一本義の第一義諦をご提供いただきました。
(本当にありがとうございます)
方舟 一本義 第一義諦

「第一義諦」は、全国新酒鑑評会金賞受賞につけられる銘。
ですが、実は、今回お店からご提供いただいたのは、
まだ「第一義諦」にはなっていないもの。

どういうこと?
6月に方舟さんで、福井県「一本義・早瀬浦・越前岬」の3蔵合同囲む会
が開催されたときに、
まだ市販されていないものをいただいたのだとか。(取材は7月でした。)

ちなみに、方舟さんでは、
「蔵元様を招いてお酒とお料理を楽しんでいただく「蔵元を囲む会」を、ほぼ月例で開催しています。
お値段は、お土産付きで6,000円〜。」
お酒と料理の質と量から考えたらきわめて破格。
しかも蔵元さんと直接お話しもできるとあって、
メルマガでお知らせすると、すぐにいっぱいになるのだとか。

おいしいお酒と食事に話がはずみ、
カウンターにいらっしゃる店長さんとも、いろいろお話をさせていただきました。

北陸のお料理に北陸のお酒。
W原やE口にとってそれは、「故郷の料理」。
だから、お酒も慣れ親しんだ銘柄で頼みやすい。
だけれども、北陸の郷土料理として楽しみにいらしたお客様にとっては、知らない銘柄。
注文するのは、楽しみでもあるけれど、同時に、ちょっとためらいも。

でも、そんなときでも、一本義の注文は多く、
何でも、ネーミングから、飲んでみたくなるのだそう。

たしかに、金賞受賞酒の大吟醸「第一義諦」をはじめ、
「伝心」シリーズの大吟醸「凛」、ソフト発泡酒の「宴日和」と
その銘柄にも、品と華やかさが感じられます。
そして、銘が与えるイメージと、味が一致するのでしょう。
一度飲んでいただければ、
必ずといっていいほど、リピーターになるのだそうです。

こうして、一本義のお酒で、能登鶏をいただきながら、一杯、
合間に、きのこをつまみながら、また、一杯。
今日も、酒と食事がすすみました。

最後の〆は、越前おろしそばと、鯖のへしこ茶漬け。
方舟 越前おろしそば方舟 鯖のへしこ茶漬け

故郷のなつかしい味に、気持ちもほぐれ、
ほろ酔い気分で店をあとにしました。


●飲めるお店データ
方舟 銀座INZ店
電話:03-3563-8333/8334
URL:http://www.ceory.co.jp/
方舟大吟醸 銀座中央通り店、新橋店もあります。
飲めるお店 神戸酒心館×HAL YAMASHITA東京
世間は8月。
日々、こう暑くては、かないませんが、
今回は、猛暑のさなかの「涼」ある話。

さて、日中の暑さだけでなく、
おなかのあたりもなんとなく暑(厚)苦しいT田、
見かけはクールなE口、そして、私W原は、
とある場所にて食事をすることになりました。

その場所とは、ミッドタウン内になるレストランHAL YAMASHITA東京
休日、旦那と息子と3人で食事をした際、
あまりのおいしさに、その場で取材を申し込んでしまったほどの惚れ込みよう。

新和食ときいてもピンとこないあなた。ぜひ、一度ご賞味ください。
感動すること間違いなしですから。

食事をした翌日、息つくひまもないほど一気呵成に説明するW原を見て、
半信半疑ながら、取材についてきたT田とE口も食して「納得」。

さて、前置きは、このぐらいにして、
早速(いつも途中で仕事であることを忘れてしまう、とんでも・・・)取材の模様をお届けします。

新和食の「HAL YAMASHITA東京」
シェフ、山下春幸氏は、神戸生まれの芦屋育ち。
そして、神戸といえば、われらが神戸酒心館(東灘区御影塚町)。
当然、「HAL YAMASHITA東京」でも、神戸酒心館のお酒が味わえます。

というわけで、まずは、神戸酒心館のお酒、福寿 極上原酒で乾杯。
こちらのお酒は、インターナショナル・サケ・チャレンジ2008金賞受賞酒。
伝統的な吟醸酒を、こんなグラスに注いだら、なんともスタイリッシュな一杯となります。
2009 HAL YAMASHITA 東京 福寿 極上原酒

ちなみに、春にうかがったときは、
「スパークリング日本酒」と称されたお酒あわ咲きで乾杯しました。
「HAL YAMASHITA東京」では、イチゴがはいったシャンパングラスで、「あわ咲き」がいただけます。
イチゴの甘酸っぱい香りがほんのりとうつり、
あわ咲きのシュワシュワはじけるような泡につつまれたイチゴの酸味がまた格別。
あわ咲き、イチゴと合います。素敵です。
2009 HAL YAMASHITA 東京 あわ咲き

さて、贅沢なランチのはじまりは、
「マクロビサラダ淡路玉葱ドレッシング」。
2009 HAL YAMASHITA 東京 マクロビサラダ
いわゆるサラダは、ドレッシングの味が強すぎるものが多くて、
ドレッシングをかけずに、そのまま食するのが好きなW原。
でも、こちらのサラダ、ドレッシングってこういうものなの?とちょっとした感動。

ドレッシングが、野菜の味や触感をひきたて、
また、野菜がドレッシングの味をひきたてる。
野菜それぞれは、味が異なるため、たぶん、それだけだったらバラバラの味がするところが、
このドレッシングとによって、「ハーモニー」が生まれている。

とそこに、「HAL YAMASHITA東京」のオリジナル酒をご提供いただくというサプライズが。
えっ野菜と日本酒ですか? 苦くないの?
と思いながら試してみると、これがまた不思議。
お酒をいただくことで、前に食べたものの味わいがふっーと途切れたかと思ったら、
そこには、また、別の新しい境地、新しい調和が生まれてきて
実は、前のものとも、連続している。
聞いていた曲が、転調したとか、楽章がかわったとか、そんな感じ。
このお酒が食事のなかに加わると、
単に「調和」が美味しいだけでなく、調和の「変化」が楽しい食事になります。

こちらのオリジナル酒、山下氏が こういう味を作って欲しいということでお願いして、
神戸酒心館とのコラボでできあがったもの。
なので、ボトルのデザインも、随所に山下氏のこだわりがあらわれています。
2009 HAL YAMASHITA 東京 オリジナル酒

当日、取材ということで、山下氏がいろいろお話をしてくださいました。
オリジナル酒については、「ワインみたいでしょ」というご説明をいただいたのですが、
根っからの日本酒好きのW原にとっては、これは「紛うことなき」日本酒に思えました。
確かに、通常いただく日本酒とは違います。
鑑評会で評価されるような味ではないかもしれません。
でも、ある点において、日本酒のエッセンスを限りなく集めてみたらこんな味がするのではないかという気がするのです。
食中酒としてだけでなく、日本酒の可能性、これからのひろがりを見せてくれる味です。

次にいただいたのは、
「干し椎茸とお米のスープ」
椎茸の力強い香りと味に驚きます。
こどもは椎茸が苦手なことが多くて、わが息子もご多分にもれず、そうなのですが、
このスープはあっという間に飲み干して、一言、「おいち〜」。
山下氏曰く「こどもは、本物の味がわかるのですよ」
いやいや納得です。

ちなみに、「HAL YAMASHITA東京」では、キッズメニューも展開していて、
このスープは、キッズメニューとしてもいただけます。
こんなお料理がこどもと楽しめるなんて素敵ですよね。

そして、「天然目鯛のグリル」
2009 HAL YAMASHITA 東京 天然目鯛のグリル
鯛にしてはしっかりしたお味。(普段、食している「鯛」が知れる?)
そこに、また、あのオリジナル酒をいただくと、軽やかな味にかわっていきます。

はじめは、それだけで飲んだら「辛い?」と思うほどの味わいなのですが、
こうも、料理に合わせて、姿が変わる、
また、料理そのものの味わいを変えてしまうようなお酒は、はじめての体験です。
普段、お酒は控えめにしているW原、
食事と一緒だと、こうも飲むものかと自分でも驚くぐらい、お酒がすすみました。

さて、その次は「神戸牛の小さなカレー」
スパイシーでいながら、上品な味。
2009 HAL YAMASHITA 東京 カレー
山下氏の料理は、
口にしたとき、食べ進めたとき、と変化があって、1皿、1皿、1つの曲のよう。
味だけでなく、食べ物の食感などがハーモニーを奏でます。
しかも1皿、1皿、まるでジャンルが違う曲を聴くような感じ。
このカレーは、なんだか、わたしにとって、ラテン音楽のようにとてもリズミカル。
それでいて、コース全体としては、それこそYAMASHITA流としかいいようのない統一感があるのです。
しかも、このカレーも、あのオリジナル日本酒に合うのです。不思議でしょう!

最後はデザート、京抹茶の浮島。
2009 HAL YAMASHITA 東京 京抹茶の浮島
しっとりしているのですが、軽やかで、和風とも洋風ともいえない、かわった食感。とても美味でした。

食事をいただきながら、外に目をやれば、ミッドタウンパークの借景が。
何とも涼しげで贅沢なひとときです。
2009 HAL YAMASHITA 東京 公園
東京の喧騒のなか、まるで、ここだけが異空間のよう。
そう、やっぱり、ここは、東京のなかの「神戸」。
東京にありながら、とても「神戸」らしいのです。

何が、神戸らしいのか。ふと浮かんだ言葉は「洗練さ」。
「洗練」という点においては、東京も実に「洗練」された都市ですが
東京が、混沌のなかから生み出された力強い「洗練」ならば、
神戸は、調和のなかから生み出されたやわらかい「洗練」なのではないでしょうか。

神戸の料理に、神戸のお酒。
東京のなかで「神戸」を堪能した1日となりました。
2009 HAL YAMASHITA 東京 福寿 極上原酒2009 HAL YAMASHITA 東京 オリジナル酒2009 HAL YAMASHITA 東京 あわ咲き2009 HAL YAMASHITA 東京 マクロビサラダ
飲めるお店 賀茂泉酒造×祭りばやし
「辞令xxx号「自腹戦隊ミドレンジャーニ任命ス。ツイテハ明日出動セヨ。」

上記辞令をW原閣下より拝命し、自腹戦隊4号隊員(仮)となりましたN村と申します。
(自腹戦隊に関しては、2月24日記事をご参照ください。)

「日本酒ライスパワー・ネットワーク(SRN)にそんな人いたっけ??」
と思われた方、ご指摘ごもっともです。
小生はSRNのメンバーではありません。
それどころか社会人ですらありません。
実はただの日本酒好きの大学生(ちゃんと20歳は超えていますよ!)です。

なぜ呑みだおれの大学生が記事を執筆しているのか。
それには深い深い事情があるかと思いきや、
本当は取材行くはずだったT田隊長の都合が取材前日に悪くなり、

「大学生、暇だよね。明日よろしく!」

とのW原閣下のありがたい鶴の一声によって
取材に行かせていただくことなった次第なのであります。

そんなこんなで今回自腹戦隊(E口、N村)がお邪魔したのは、
高田馬場にある居酒屋、祭りばやしで行われた「酒の会」
2009 祭りばやし 外観

この「酒の会」はSRN会員の賀茂泉酒造(広島県東広島市)さんから教えていただいた会で、
「賀茂泉」のほか「澤乃井」「七賢」「李白」の計四蔵元こだわりの地酒を、料理と一緒に楽しもうという、
酒好きにはたまらない会です。

集まっている方々も本当に日本酒が好きな面々で、
乾杯の音頭が取られる前から「試飲」と称して飲んでいる方もちらほら。
私はちゃんと乾杯を待ちました(たぶん)。

この会のシステムは、料理の進行とともに各蔵のお酒が順番に出てくるというもの。
乾杯には小澤酒造さんのお酒が供され、いざ出陣。
N村も隊員として職務を全うすべく突撃しました。

2009 祭りばやし 前垣常務
(賀茂泉酒造 四代目 前垣壽宏氏)

ここで少し余談ですが、乾杯時に出された料理を見て不肖N村
「ここは百戦錬磨の戦士の集まりだ」
と感じました。

その料理とは「谷中生姜」
2009 祭りばやし 谷中生姜

実はN村の年代(の日本酒を飲まない人たち)はあまり生姜の塊を好んで食べません。
あの独特の風味が敬遠されるせいか、料理で出てきても避けられてしまうことも多々あります。

しかしながらこの会に来た人たちは嫌がるどころか、
「これでもか」というぐらいかじりついていました。
おそらくこれが「酒呑みの舌」というやつなのでしょう。
さすがつわものの集まりだと感じさせられました。
(そういいつつN村もかじりついていましたが…)

閑話休題。

その次に出されたお酒が、
賀茂泉酒造「終の栖(ついのすみか)」「立春からの贈り物 純米吟醸生原酒125日熟成」
賀茂泉酒造 終の栖

「終の栖」はなんとあの瀬戸内寂聴さん監修のお酒で、
ラベルの字は作家・藤原新也さんが描かれたそう。
「終の栖」というにふさわしくうまみをしっかり感じながらも、やさしいお酒でした。

そして「純米吟醸生原酒」。
これは不肖N村、今回一押しのお酒です。

立春の朝に絞った日本酒の原酒を125日寝かせたお酒で、
原酒独特の微発泡と酸味のきいた味わいが非常に美味、極楽、
もう死んでもいい、というぐらいの一本でした。

実は後日このお酒が手に入らないのかなとE口隊員に聞いたところ、
なんでも限定醸造で発売した瞬間に全て売り切れてしまったという話。
手に入れるためには来年まで待たなければならないそうです。

残念!

ここまでで十分大学生にあるまじき酒の快楽におぼれていた不肖N村に、
さらに残りの蔵元の誇る美酒の攻勢が怒涛の勢いでやってきました。

もうN村抵抗することができず、ついに白旗をあげ取材を放棄。
ひたすら快楽におぼれていきました。

N村「E口さん、あとは頼みます」

E口「T田隊長、W原閣下に報告しておきます」


後日、私N村は<検閲削除>になりました。

しかし、それを差し引いてもなんとも素晴らしい取材。

またこんなんでよければぜひ使ってくださいね、T田隊長!W原閣下!
飲めるお店 千曲錦酒造×橘倉酒造×なゝ樹
今回ご紹介するお店「なゝ樹」は、恵比寿の駅のすぐ近く、
恵比寿で生まれ育った、自腹戦隊、隊長T田の行きつけのお店です。

この趣ある店構え。
2009 なゝ樹 外観

一歩お店に入ると、千曲錦酒造(長野県)のお酒の瓶がズラリ。
そう、こちらは、戸隠のおそばがいただける、信州料理のお店です。

本日の出動は、
隊長T田、アオレンジャーE口、ミドレンジャーN村、そして、私W原。
着席するやいなや、
隊長の号令も無視して、注文するものの相談をはじめるE口、N村、W原。
先が思いやられます。

まずは、やっぱり「馬刺し」から。
見てください、この大盛りの馬刺し。
2009 なゝ樹 馬刺し

こちらの馬刺しは、よくある解凍ものではなく、冷蔵物の逸品
弾力ある厚口の切れが、口のなかでトロリとほぐれて、肉のあまみがひろがります。

一緒にいただいたお酒は、千曲錦酒造の藤村のにごり酒 もち米四段仕込
千曲錦酒造 藤村のにごり酒もち米四段仕込

こちらは、関東信越きき酒会でもいただきましたが、
米の甘さが、千曲錦特有のすっきり感でさらに引き立てられています。
今回は「冷や」でいただきました。
馬刺しの、やわらかい甘さの余韻が残っているところに、冷やのにごり酒
口の中で甘さが持続しながらも、馬刺し特有のさっぱり感と、千曲錦のすっきり感がほどよく調和します。

もちろん、千曲錦の伝統の味で楽しむのもよし。
特別本醸造の吉田屋治助
千曲錦酒造 特別本醸造 吉田屋治助

こちらは、雑誌日経トレンディで「燗で飲みたい酒 本醸造5銘柄」に選ばれており、燗酒としても絶品。
馬刺しを肴に、燗で一杯なんて、いやいやお酒がすすんでいけません。

一人ならば、ここで〆のそばをいただいて、ご馳走様といったところですが、
育ちざかり、食べざかりのN村、E口を抱える自腹戦隊。
明日からも仕事と勉学に励んでもらうには、たらふく食べさせるしかありません。

つづいて、運ばれてきたのは、
・ 蕗味噌 (手前にあるのは、お通しのなめたけのなじみ)
・ 山女の燻製
・ 独活のきんぴら・わさび菜・筍と山菜のてんぷら
・ さつま揚げ(また、食べてしまいました)
なゝ樹 蕗味噌なゝ樹 山女の燻製

なゝ樹 天ぷらなゝ樹 薩摩揚


すでに、テーブルの上はいっぱいです。
誰ですか? こんなに注文した人は?
といいつつも、目の前にあるお料理についつい箸がのびてしまいます。

そして、料理のペース(というか食べるペース)とあいまって、お酒のスピードもヒートアップ。
いや、すでに、食べるペースを超えているかもしれません。

千曲錦酒造につづいていただいたのは、
橘倉酒造(長野県)の本醸造菊秀
橘倉酒造 本醸造 菊秀

口にふくむと、
ああ、たしかに「橘倉」ならではの「美しさ」がここにもあります。
とはいっても、孤高の美しさではなくて、
もっと、肌になじむような親しみやすい味。
しかも、お酒だけをいただいているときは、「奥ゆき」として感じられる味わいが、
「なゝ樹」のお料理といただくと
信州という地域にしっかりと根付いた「奥深さ」のある味わい変容するのですから不思議です。

気がつくと、お酒も次から次へと注文されている気がします。
そして、目の前では、
わが国の最高学府に在籍中のN村君に、
年輩者であるT田が説教?をたれているようです。
「君はたしかにおつむはいいかもしらんが、ボクのほうが酒は強い」
・・・いや、説教ではありませんでした。

これだけ、お料理が美味しくて、お酒もすすまざるを得ないのですから、
まあ、仕方ないでしょう。

そろそろ、出来上がってきたようです。(ずいぶん時間がかかりました)
さて、本日、最後の〆。戸隠そば。
2009 なゝ樹 そば
これだけ食べたあとだというのに、そばは別腹。
ツルツルと何杯でもはいりそうです。

そして、贅沢にも、一緒にいただいたお酒は、千曲錦酒造の純米吟醸千曲錦
千曲錦酒造 純米吟醸 千曲錦

先にご紹介した特別本醸造「吉田屋治助」とともに、
今年(2009)年のモンドセレクションに初出品で、見事、金賞W受賞しました。
形のくっきりした、辛口といっても、ただ切れるのではなく、米の旨みが味わえる千曲錦。
やっぱり、そばには、こういうお酒が似合います。

一日の最後にいただくお料理とお酒が美味しいと、それだけで、とても充実した気持ちになります。
今日も、また、よい一日でありました。
2009年春 「福寿を楽しむ会」×活水料理「やまと」
3月も中旬のことではございますが、
東京・銀座の活水料理「やまと」で、
神戸酒心館(兵庫)の「福寿を楽しむ会」が開催されました。

「福寿を楽しむ会」は年2回、に開催されます。
暑い夏をすぎて、まろやかに熟成されたお酒を楽しむ「秋」の会。
そして今回は、
厳しく寒い冬に作られた出来立ての新酒を楽しむ「春」の会。

今回が4回目ですが、1日40名ほどで、2日間。
あっという間に満席になってしまいます。
ですので、前回、申し込みに出遅れて行けなかったT田。
この悔しさをはらさでおくべきかと、今回は、いそいで申し込んでおりました。
というわけで、久しぶりに自腹戦隊の出動です。

さて、自腹戦隊、T田、W原、青レンジャーE口が参加したのは、日曜日の夕暮れ。
「やまと」現地で集合です。

ひさしぶりに銀座をぶらぶらしながら出かけたW原は、一番乗り。
(だからって、エライわけでもなんでもないのですが。)

いつもシャッキリ爽やかな安福社長にご挨拶申し上げ、
東京駐在の野中さんにいただいた食前酒は「米米酒」
神戸酒心館 米米酒

神戸酒心館の「米米酒」は、
アルコール度数が8パーセント以下ながら、甘味も酸味もしっかりした味わい。
「米米酒」は、胃の粘膜を保護する効果がある「ライスパワーエキス癸隠娃院廚鮖藩僂靴討い襪里如
胃にやさしくて、これを飲んでおくと、翌日二日酔いにならない?
そういう点でも食前酒に最適です。

さて、ぞくぞくと、お客様がお見えになるなか、
すでに戦闘意欲など、どこかに置き忘れてきてしまった、T田とE口が到着。
2009年春 福寿を楽しむ会 開始
そして、そのころには、テーブルには、
ひとあしはやく「春」が到来したかのような、先付けがならんでおりました。

みなさんおそろいのところで、
安福社長の おもてなしの心あふれるご挨拶のあと、乾杯。
2009年春 福寿を楽しむ会 ご挨拶

乾杯のお酒は、「大吟醸 極上原酒」
神戸酒心館 大吟醸 極上原酒

こちらは、インターナショナル・サケ・チャレンジの金賞を受賞したお酒で、
山田錦を35%まで磨きあげ、日本名水百選に選ばれた「宮水」を仕込み水に使用した、まさに「極上」原酒。
口にする前から、その芳醇な香りで、ぱっとあたりが華やかになる。
なんとも「乾杯」にふさわしいお酒です。
もちろん、味も「極上」。
舌の上で、濃醇ながらサラリサラリとした華やかな甘さが香りとともにひろがってゆきます。

そして、乾杯のあと、まず、お食事とともにいただいたお酒は、「純米吟醸酒」
神戸酒心館 純米吟醸

こちらは、昨年末のノーベル賞受賞晩餐会でも提供されました。
ちなみに、ノーベル賞を受賞しなくても飲めます。
とにかく、サラサラ、サラサラ軽い。でも、そこには、たしかにまろやかな米の旨味が。
一緒にいただいた先付けは、
「みる貝」、「独活」、「菜花黄味噌」、「鶯豆腐」、「針葱」、「花平」、「土筆」
口のなかで、軽やかな春が流れていきます。
2009年春 福寿を楽しむ会 先付

つづいて、いただいたお酒は、
そう、この季節だけしか味わえぬ「うすにごり」(あらばしり)です。
神戸酒心館 純米吟醸生酒 うすにごり

あらばしりは、新酒をしぼった時に、最初に出てくるお酒。
オリを含んでいるため、うっすら濁り、それがまるで「春がすみ」のよう。
荒削りだけれど、清新で、生き生きとした味が、口の中でほとばしります。

いただいたお料理は、「お造り」で
「旬魚 三点盛り」に「あしらい 一色」。
そして「凌ぎ」の朝採りゆば刺し。
新鮮なお造りと、淡白なゆば刺しの味が、「あらばしり」でさらに清冽に。
まあ、いつものことではありますが、
すでに戦闘意欲のない自腹戦隊。また、写真を撮る前に腹のなかにおさめてしまいました。

そして、次にいただいたのは、「超特撰 純米酒」
神戸酒心館 超特撰 純米酒
これは、山田錦ならではの、すばらしい辛口の酒。
お隣に座られたM氏のすすめで、こちらの純米酒をぬる燗にしていただいたら、いや、旨いのなんの。
冷だと、かっちり形のあるキレる辛口が、ぬる燗にすると、まろやかな辛口に。
同じお酒だとは思えない変化(へんげ)ぶり。

一緒にいただいたお料理は、「鮭白酒焼」に「ふき梅煮」
2009年春 福寿を楽しむ会 焼物 揚物
脂ののった鮭に加えられた酒の味。
これを、ぬる燗の純米酒でいただいたところ、
この純米酒、はじめは、相手(肴)をたてながら、肴の旨みをひきだしつつ、
次第にじわりと自らを主張する力強い味。
肴の味わいの余韻を残しつつ、まるみを帯びた力強い辛口が染み入ります。

そして、お次は、季節限定のお酒、純米生酒「本にごり」
辛口で、新酒ならではのキレがある。
一緒にいただいたのは、「若竹煮」と「がんも」
2009年春 福寿を楽しむ会 煮物
若竹の苦味、淡白ながらぬるりとした磯の香りのするわかめには、こうした辛口の酒が良く似合う。

「ひじきと白魚御飯」をたっぷりいただいたあとは、しめのデザート「杏仁豆腐」
2009年春 福寿を楽しむ会 デザート
こちらは、再度、乾杯でいただいた大吟醸でいただきました。
香り高い吟醸酒。
わたしは常々、サラリとした和三盆の甘さとあうのではないかと思っているのですが、
隣席のM氏も、大吟醸と甘いものは合いますよとの言。
聞けば、ご実家は最中屋さんなのだとか。思わず納得でございました。

本日の会、たまたま隣席となった、
多趣味で博識のM氏と、話がはずみにはずみ、にぎやかしいまでの楽しい会となりました。
酒には肴。肴には酒。
互いに互いをひきたて調和するその力もさることながら、
人の和をつくりあげるのも、また「酒」の効用。
本日もまた、よき酒、よき肴、よき人との出会いがありました。
2009年春 福寿を楽しむ会 にぎわい

「福寿を楽しむ会」。また、秋の会で会いましょう。

でも、秋の会まで、お待ちになれない方のため(?)に
活水料理「やまと(銀座店)」では、
いつでも、おいしいお料理と神戸酒心館のお酒をお楽しみいただけます。是非、お立ち寄りを。

活水料理 やまと(銀座店) http://www.yamato-ginza.jp/
〒104-0061
東京都中央区銀座8-9-4
銀座たあぶる館5階
TEL: 03-5537-6060
飲めるお店 嘉美心酒造×さび助
さて、ブログがスタートして、飲めるお店を探訪するべく、
とある戦隊がSRN内で結成されました。
名づけて「自腹戦隊」
そう、読んで字の如く「自腹」で取材(飲み食い)に出かけるのです。

ところで、「戦隊」なので何かと戦うわけですが、戦う相手は、当然ですが日本酒ではありません。
それは、むしろ仲良くなりたいものであって、戦うべき相手ではない。
では、自らの薄給か?
あっ、それも戦う相手じゃありませんでした。酒を飲むためのありがたい資金でした。
だとしたら、お酒を飲まずには生きていけない「自ら」?

そんな前置きはさておき、結成された「自腹戦隊」。メンバーは、
 呑みだおれ:T田
 食いだおれ:W原
 介抱役:E口

「呑みだおれ」と「食いだおれ」では、取材にならないので、介抱役をつけてもらいました。
若きE口、まだ将来有望なE口。
将来に向けて明るい未来もあったろうに、
何の因果か、勝手に「「自腹戦隊」に任命されました!」と任命書を渡したら
「青レンジャー希望」と返ってきました。
そのセンス、素敵です。

というわけで、初出動した記念すべき第一店目は、東京・青山の「さび助」です。

さて、わたくしW原、自分の話で恐縮ですが、
私には、四国・高松に親戚がいて、季節になると「鰆(さわら)」が送られてきます。
生まれも育ちも福井のW原、食する魚には事欠かないのですが、普段「鰆」は口にしません。
第一、 福井なので、普段食べる魚の味は、ああいうほんわか優しい味ではないのです。
何と言うか「日本海荒海」な味。
だから、生まれてはじめて「鰆」を食べたときの感激といったらありませんでした。
なので、ものごころついたころから、
私のなかでは「春」は瀬戸内からやってくるものと決まっています。

ちなみに、息子(約1.5歳)の保育園の送り迎えにいつも通る道に、「さび助」はあり、
なので、毎日、帰りに出ているメニューが気になって仕方がありません。
で、この時期になって、見かけました「鰆」の文字。
これは行かずにはいられない。早速、出動です。

さび助 http://www.sabisuke.com/

「鰆」で、お分かりのとおり、「さび助」は瀬戸内の料理(岡山)を食べさせてくれるお店。
この時期の「寒ざわら」もおすすめですが、やはり「ままかり」が絶品。
しかも、このお店、3000点に及ぶ備前焼が店内には置かれており(販売しています)、
当然、供される器も備前焼。
口にするものもさることながら、「器」でも「備前」を味わえる、「瀬戸内づくし」のお店です。

店内はこんな感じ。備前焼の窯を模した落ち着いたつくりです。
ざび助 内装

さっそく、お目当ての鰆をはじめとした「おつくり」を注文し、まずは、食前酒として、こちら
岡山は嘉美心酒造のソフト酒樹の上の猫で乾杯。
さび助 樹の上の猫

備前焼でソフト酒。はじめていただきました。
「樹の上の猫」、フワリと香る甘口で、後味はスッキリ。食がすすみそうです。

それにしても、「樹の上の猫」とは、ウィットの効いた上質の掌編小説のようなネーミング。
同じように木陰の魚というのもあります。
嘉美心 木陰の魚

どちらも蔵元の知性が感じられる名前。
味もまさに、ふうわりとのどかななかにエスプリが感じられる味わいです。

ちなみに、「嘉美心」の藤井会長に、このユニークなネーミングについて伺ったところ、
「いやあ、遊び心でしてね。
蔵が瀬戸内海の波打ち際になるので、そのイメージに合う絵を画廊で見つけたのが、『木陰の魚』。
その魚を狙う猫をイメージして『樹の上の猫』の絵をラベルにしました」 とのこと。
なるほど、これで、瀬戸内の波打ち際にいる「魚」と「猫」がつながりました。素敵な出会いです。

そして、ついに出てきました! お待ちかねの「鰆!」
口に入れると、脂が乗っていて、ほんのりとした甘味が口にひろがります。
この鰆の甘味と、「樹の上の猫」のスッキリ感が、また絶妙。
「うまいねぇ」というため息にも似た言葉しか出てきません。
鰆のほかには、「たいらぎ」と「蛸」が。
たいらぎについて、「ホタテなんぞは目でない美味さ!」とのたもうたT田。
女将さんに「当たり前です」と叱られておりました。
そして、案の定、あまりの美味さに、やっぱり、取材であることを忘れていて、
はっと気がついたときには、撮るべきものの姿は腹のなかにおさまっていたのでした。
(なので写真はありません。残念です。)

次にいただいたのは、同じく嘉美心の長十郎
嘉美心 長十郎

嘉美心のお酒は、甘口ですが、後味がスッキリしていてキレがよいのが特長。
甘口なのにキレるお酒、この味はただものではありません。
「米の旨み」が味わえる、豊かな味わいのお酒を
今度は「つぶ貝」「野菜の煮物」でいただきます。
さび助 つぶ貝さび助 野菜の煮物
 
甘口のお酒に、今日の疲れも癒されて、いやはや「贅沢」なひとときでございます。

いよいよ佳境に入ってきました。
食前酒としていただいたソフト酒が、知的にいただく酒ならば、
今度の「にごり酒 梅観酒は「腸(はらわた)」に飲ませる酒といえるでしょう。
さび助 にごり酒

陰暦2月の別の名は梅見月。
「梅観酒」は春の訪れを告げる梅見月に発売される、白桃酵母仕込の純米にごり酒です。
嘉美心 梅観酒

今度は、春の息吹を感じる「たらの芽のてんぷら」と、岡山名物「ままかりの唐揚」で。
(また、写真撮り忘れました。)
さび助 たらの芽

ほどよい脂に、梅観酒のトロリとしたなめらかな舌触り。
いやぁ、五臓六腑にしみわたる。

それにしても、備前焼でいただく嘉美心。
土の匂いがするような素朴さも備前焼の魅力ですが、
何よりも、その真骨頂は、炎を感じさせる力強さ。
そこに盛られる嘉美心もまた、力強く、されど、静かに心を癒してくれます。

「さび助」の女将さん曰く、備前の料理は「質素」なのだとか。
なるほど、言い換えるならば、
人が生きるということの原点に立ち返らせてくれるような味わいとでもいいましょうか。
「力強さ」と「たくましさ」。
ゆったりとした穏やかさのなかにある芯の強さ。
やはり、地のものには、地の酒が似つかわしい。
炎の器に盛られた静寂な酒を味わないながら、
瀬戸内料理の春の匂いに酔いしれて、今宵もふけてゆきます。

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