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「奥の松酒造」(福島県二本松市)の殿川杜氏が語る・・・「全国新酒鑑評会」 9年連続金賞の快挙の秘密 !!


創業300年の歴史のある銘醸蔵 奥の松酒造『大吟醸雫酒十八代伊兵衛』が、「平成28酒造年度全国新酒鑑評会 」 において 9年連続「金賞」 という栄誉に輝きました。


  
酒袋から自然に滴る雫だけを集めた貴重な酒。 大吟醸造りの繊細さと、芳醇な香味が絶妙。

日本酒度/+2.0
アルコール度/17
酸度/1.1
使用酵母/協会1801
精米歩合/40%

  「9年連続金賞受賞」の快挙の陰に造り手のリーダーとしてどのような工夫、ご苦労があったのでしょうか。
長年にわたり蔵のリーダーとして酒造り集団を率いてこられた醸造元 「奥の松」の杜氏さんで東日本酒造協業組合・理事を務めておられる 殿川(とのがわ)慶一 さんにその一端を語って頂きました。



 お陰様で全国新酒鑑評会9年連続金賞受賞、平成10年に酒造りの責任者になって 19年で18度目の金賞 を受賞することができました! 一緒に酒造りをしてきた皆に感謝です!

 振り返ってみますと、最初は試行錯誤の連続で色々なことを試しました。 まずは仕込み配合の検討、決定、原料米、酵母、種麹、原料処理、麹の管理、醪の管理、火入れの方法、貯蔵管理等々、酵母のブレンド、蒸米のさらし時間、醪管理はAB直線、BMD曲線の採用、個数計算による仕込み温度の正確さの追求、踊りの管理、仲仕込、留め仕込の温度管理、仕込み配合、汲み水歩合、酒母、麹歩合、追い水、上槽の時期など、様々な工程の管理が大事になってきます。 そのほか麹の力価バランス、火入れ温度、火入れまでの時間、貯蔵容器、貯蔵温度などの管理もあります。

  当社は、料理人が調理に使う包丁等道具にこだわりがあるように、鑑評会の酒も市販酒も同じ機械、道具でというコンセプトのもと酒質第一を掲げ酒造りに励んでいます。

  このように、各醸造工程できめの細かい管理を心掛け、酒質管理を大事にする気持ちが金賞受賞に繋がっていると思いますが、それぞれの工程ごとに判断力、品質を見る目が大事になっています。 香り高く、味に膨らみがあり、綺麗、軽快なバランスの良い酒を目指していても、良いものが何であるか分からないと造れませんので、そこに利き酒の能力も必要になってきますし、県外に出向いて研鑽を積む必要もあります。

  酒造りはこれでよいということはありませんので、さらなるレベルアップのためこれからもチャレンジを続けながら300年以上続く奥の松の伝統と革新を後世に残していきたいと思っています。 特に新しい洗米、浸漬機械の採用、連続蒸米機、製麹機械の改良を行い、更なるレベルアップを目指します。これからも様々な場面に真摯に向き合い、真面目に、一生懸命努力していけば、必ずや良い酒が生まれるでしょう。
 
  締めくくりとして述べておきたいのは、仕込み期間中休み無しの私を支え続けてくれた妻の存在です。 この支えが大きかったと思います。感謝です! 

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